昔は料理などしなかったのに、気がつけば料理を作るのが当たり前になっています。

子どもの頃から、男は台所に立つべきではないという父親の方針もあり、母親が料理も含めて家事は全て行って来ました。

社会人になり、一人暮らしをするようになった時も、ほとんどが外食で、あとはスーパーで惣菜を買って食べるというような感じでした。

数年前仕事を辞めて実家に戻ったのですが、その時も母親が全て家事をしてくれていたので、特に不便を感じることがありませんでした。

しかし、その後母親が病気で倒れてしまい、介護が必要になってしまいました。そのため、家事をするのができなくなってしまい、誰かがそれをすることになったのですが、すでにリタイアをしている父親に頼んだところ、昔ながらの人のために家にいても一切家事はしないと言われました。

弟はフルタイムで働いているので無理と言われて、再就職がいつまでもできずにバイトで比較的時間も作れる私が母親に変わって家事をしなければいけなくなりました。

失敗の連続でしたが、今ではすっかり上達しました

洗濯や掃除は一人暮らしの際にそれなりにしてきていたので、それほど問題になりませんでしたがやはり料理が問題でした。

私の時代は小学生や中学生の時、男は家庭科の授業というのもなかったので、本当に包丁一つ触ったことがなかったのです。それをいきなり料理に挑戦というのは、ハードルが高かったです。

まずはネットで調べて、その食材を買ってきてチャレンジをするのですが、野菜を綺麗に切ることができずに、適当にするので大きさがバラバラでした。そのせいで調理をしても崩れてしまうものもあれば、硬くて食べられないものも出てしまい、結局失敗して無駄になってしまうことも度々でした。

まずは簡単なものからと考えて作るのですが、いざやってみると難しくて、できたものが最初作っているものと全然違うものになることもありました。それでも、一所懸命作っていたのを知っている家族は、文句も言わずに食べてくれていました。

あれから、1年以上たち、ようやく色々な料理を作れるようになり、今は毎日献立を考えるのが楽しくなってきています。若い頃はまさか自分が料理を毎日作るようになるなんて思ってもいませんでした。

これからは親も歳をとり栄養の取り方も変わってくるので、それに合わせてもっと料理の腕を上げていきたいと思っています。